ネクストマルニのプロデューサーであり、プロジェクトのコンセプトの提唱者/著者である黒川雅之は、極めて深い思想に満ちた椅子を提案しました。 直線フレームと、曲面の座面の葛藤。 それは西洋と日本の葛藤であり、 身体の延長と、建築の延長との接触面における葛藤。そこには「間合いの美」が確かに感じられます。
薄くなめらかな曲面の座面は木目の美しいナラ材。それは椅子という硬い構造から分離され、柔らかな身体をイメージしてデザインされています。 背はフレームから離れているので、重みでわずかにしなり、心地良い座り心地です。 また、座面の整形合板をささえている4つの合成ゴム材が、座る時に瞬間的にかかる衝撃を緩和します。