インテリア家具ショップのリグナが送る、ライフスタイルWEBマガジン
家具・インテリアの選び方

第28回
2017.02.19

工場訪問 〜心石工芸 編〜

「ソファっていうのは、要するに女性なんだ。」 そう熱く語る、心石工芸さんの心石拓男社長。

ふっくらした触り心地と、なめらかな曲線。

まるで母親のように、何十年たっても家庭に安らぎをあたえてくれる存在。それが心石工芸さんのソファ。

心石工芸さんと言えば、リグナでも不動の人気の座り心地と、高品質な本革を取り扱う屈指のソファーメーカー。

その秘密は、使うごとに味が出る最高級のオイルレザーや、何年たってもヘタらない丈夫なクッション…と、思っていました。

しかし、工場見学で私たちが目を奪われたのはその何十倍もの、目に見えないこだわりの数々。

心石工芸さんのどんなソファに触れたときにも感じるあの「あ、やっぱりここのソファは良いなあ。」という感覚は、そんなたくさんのこだわりによって作り上げられたものだったのかもしれません。

心石工芸さんで作られるソファはすべて、お客様にご注文をいただいてから1つ1つ作り上げるものです。

今回は工場のソファが作られる過程をサックリと紹介しながら、彼らのこだわりを見ていきましょう。

ソファ屋さんだけど、こだわりは木材にまで。

まずはソファのフレームとなる木材を組みます。なんと、ここで既にこだわりが。

さて、いきなりですがここで問題。心石工芸さんのソファは、とっても重量のあるソファーが多いです。それはなぜでしょう?

…正解は、2つあります。 まず1つめには、ソファを頑丈にすることにこだわるあまり、 フレームにも無垢材を使っているから。

無垢材を使うことで、軽量の合板フレームよりも強く、長持ちするソファを作ることが出来るのです。

これが、1つ目の木材へのこだわりです。

2つ目は次の過程の「クッション」の話になるのですが これもやはり頑丈に、何十年使っても座り心地の良さが持続するように…と作っていくと必然的に重くなってしまうのだそうです。

しかしこの重さが、品質の信用の証でもあるのですね。

重いと言っても、一般家庭に置く分には全く問題のない重さですのでご安心を。

追求した座り心地と耐久性

フレームが出来たら、次はそこに載せるクッションの中身。

心石工芸さんのクッションの中身は「ウレタン」というスポンジのようなものと、お布団などに使われる「フェザー」の2つが主流です。この「ウレタン」がポイント。

ウレタンは、その密度の高さで座り心地が変わります。 また密度が高く硬いウレタンほど丈夫で、ヘタリにくい。そして、重い。

心石工芸さんのソファは、土台に密度の高いウレタンをたっぷり使って その上に柔らかいウレタンを重ねていくスタイルが主流。そうすることで、丈夫でありながら柔らかい座り心地を実現しています。

ソファを新しく開発する度に、どの硬さのウレタンを使おうか? これとこれを組み合わせてみようか?と思考錯誤して理想の座り心地に近付ける過程があります。見えない部分とはいえウレタンは座り心地に直結する部分なので、ここのこだわりが実はとっても重要なのですね。

心石さんの技術の高さと品質の証

さて、フレーム・クッションと続いてソファの形が出来上がってきました。

最後に布や革などの張り地を張り込んでいく作業があります。

張り込みの作業は非常に難しく、工場の中でも限られた人の手によってのみ施される場合が多いです。何が難しいって、シワが出ないように全面ピーンと張るのが難しい。

こればっかりは、何年もかけて何度も何度も張り込みを経験してきた職人さんたちの腕に頼るほかありません。

まるで機械で作られたかのように綺麗に張り込まれた張り地が、実は職人さんたちが手作業で張り込んでいたものだったなんて。

1人1人の細かいこだわりが込められているのかも、なんて思うとソファを一層大事に使いたくなりますね。

心石工芸さんの張り地でオススメなのは、やっぱり何と言ってもオイルレザー。使い込むほどに味の出る渋くて大人なレザーです。

革の話をはじめると長くなってしまうので、これはまた別の機会に。

そんな風にして、ソファが出来上がってきます。

座っているとなんだか安心する。 細やかな気配りの施された、お母さんのような優しいソファ。

そんなソファを作る心石工芸さんのこだわりの数々、しかと目に焼き付けた工場見学でした。

たくさんのこだわり、まだまだ語りきれませんが今回はこの辺で。

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