家での暮らし。
大好きなお店のこと。
本や映画を見る楽しみ。
食にまつわる記憶。
毎月1回更新される、私たちの“暮らし”をめぐる4つのお話。
ご飯を食べる。コーヒーを飲む。本を読む。仕事をする。誰かと話をする。
家のなかでのさまざまなできごとを思い浮かべるとき、そこには必ずテーブルがある。
椅子やソファがあれば、あるいは何もなくたって、本を読むことも食事をすることもできる。
スマートフォンやパソコンで楽しい何かと出合うこともできる。
でもそこに1台のテーブルが加われば、一緒に暮らしている誰かとテーブルを挟んでおしゃべりができる。
本の隣にコーヒーを置いて一息つくことができる。
パソコンをテーブルに置いてSkypeで話ができる。
テーブルがなくても家で暮らすことはできるけれど、1台のテーブルがもうひとつ先の行為へと私たちを促してくれる。
家での“暮らし”をめぐるたくさんのできごと。
そう、きっとすべてはテーブルから始まる。
編集人 月永理絵
文筆家の木村衣有子が綴る「家(うち)」のお話(全5回連載)。
気になるお店の家具やインテリア、空間設計のお話(インタヴュー連載)。
あの本を読むと思い出す。本と映画にまつわるお話。
フォトグラファー疋田千里による、旅と食の記憶をめぐる写真とエッセイ。